2011/02/28

2月28日 平成22年度講座修了式開催

2月28日(月)、代官山セフティースタジオにて『平成22年度講座修了式』を開催した。能登谷会長は「修了おめでとうございます。私事ですが昨日の東京マラソンに出場。沿道の声援に押されてなんとか完走できました『心・技・体』すべて重要と思いますが、とりわけ『体』が大切と実感しました。

一年間の勉強を通じて新しい技術の学び、出来る様になる楽しさと喜びを感じていただきたい。しかし出来るイコール上手いは違う。上手いと言われるまで修練を積み、自分の『上手い』を財産としていただきたい」と祝辞をのべた。

出席役員が紹介され、代表して木島一登職訓校校長が「一年間お疲れさま。dhkの新年総会で中西太氏(元プロ野球選手)の講演会を行った。そのお話の中で勘違いをして才能を活かせない選手がいる。彼にアドバイスするのがコーチの役目。私たちも人の良い所を伸ばし成長させる。サロンに戻っても良い所を見てください」と挨拶した。

各科ディレクターが修了者氏名を発表。能登谷会長より修了証が授与された。そして成績優秀者には木島校長より会長賞・dhk賞記念品が贈呈された。

4月開講の講座と佐々木貴保、丸山一樹、西田 篤、武藤栄一の新ディレクターが紹介され『テクニック・スキルの向上、サロンワークに直結する講座内容』が発表された。

4月11日正午、会場も同じセフティースタジオで23年度の講座開講を確認して終了となった。受講生は再会を約束して各科打ち上げ会に歩を進めた。


会長賞:金田憲幸、池田澄恵、齋藤 力

*dhk賞:栗原貴史、滝沢慎吾、神村 太、曲渕友美、吉田佳央梨
(順不同・敬称略)

(通信:白田耕一)

2011/02/27

2月27日dhk能登谷会長 東京マラソン完走

2月27日(日)に開催された『東京マラソン2011』にdhk東京ヘアモードアカデミー能登谷博樹会長が出場。42,195キロを見事に完走した。タイムは5時間41分59秒。絶好の天候に恵まれた今大会。能登谷会長は「一言で感動した。トレーニングは続けていたが、それでも楽しく走れたのは20キロまで・・・。後は肉体の限界?自分の体と相談しての走りでした。沿道の応援に感謝。力をもらってのゴールです」と感想を語った。
(通信:白田耕一)

2011/02/11

2/11 〜dhk講師ゼミ ヌースフィットの毛髪科学

2月11日代々木の全理連ビルにおいてdhk講師ゼミを行った。

髪に関してお客様だけではなく、プロの私達ですら勘違いしてしまっている『毛髪科学の神話』がある

例)
ラメラ構造は強力で水を捉えて放さない
セラミドが大量の水分を保持
水でパーマがかかる。キューティクルが再生する
新還元剤スピエラは円盤状だから毛髪に入りやすい
ポリマーで処理すれば毛髪は200度でも大丈夫

などなど、にわかに信じていたが実際にはかんちがいであった、という事がたくさんある。これらの事に関して科学の目から検証、結果を出している会社『ヌースフィット』の代表取締役の亀ヶ森 統 先生により興味深いお話を伺う事が出来た。

亀ヶ森氏によると傷んだ髪が治る、というのはせいぜい1割から2割が限界。つまりは受けたダメージはほぼ回復しないと考えるべきだ、との事でした。
そしてパーマやカラーの施術の際、トリートメントを使う事によって擬似的に回復したように見えるが実際はダメージを与えてしまっている、という事を技術者が認識する事から始める事が大切だ、という事。

ではどうすればよいのか?
ダメージを与える要因を減らし、結果を出す事。パーマであればその為に必要な行程『クリープ』が有効であり、ダメージを与える要因『過膨潤』を極力減らす事。そしてこれらを上手く使い『ズラシ』をしていく事によって、綺麗に、ダメージ少なく、長持ちさせるという事を目的とした考えを軸にする、という事が大切になってくる。これらの事を海苔巻きや南京玉すだれに例えて楽しく、そして分かりやすく解説して頂いた。

また、これらの軸を中心にして考えだされた薬剤『FMCB』により過膨潤させずにフィブリルだけを先に切る事ができマトリックスを低還元でかける事ができる新しい薬剤を紹介して頂いた。

毛髪科学の進歩とともに、私達のパーマに対する仕事に考え方を変えていかなければならない、という意識を持たされた講習内容でした。
(通信:志賀淳吾)