7月13日(金)、dhk東京ヘアモ-ドアカデミ-(能登谷会長)では、代々木の全理連ビルにおいて、(株)PEER代表取締役の佐藤真琴先生をお招きし『AIと理美容業界の未来~理美容業界の機械化と仲良くする方法』と題した講演を行って頂いた。
佐藤先生は、一般企業に就職後、看護学校に入学し、その実習中に白血病の患者と出会い、その生きにくさを知り、何か出来ることはないかと在学中に患者ケアを地域で行う事業を資金5万円で起業し、その後静岡大学大学院工学研究科事業開発マネジメントコースにて、現場の声を事業化する方法を研究。
現在は、抗がん剤治療による脱毛期を過ごす患者さんに、手に取りやすい価格帯で人毛ウィッグを提供する専門美容室を立ち上げ、病院ではフォローしきれない後方支援事業を行っている。
佐藤先生のお話しでは、人工減少していく中で、理美容業界全体の売上総額は下がって行くと考えられ、理美容店を経営するうえで一番経費がかかるのは人件費ですが、そこでAIを活用する事がビジネスチャンスになる可能性がある。
AIの進歩は目覚ましく、かなり自動化出来ていて、、センサー技術も進歩しており、一人一人の頭の形や、髪の生え方などを瞬時に認識し、お客様の希望通りのカットをするAIが完成する可能性は充分に考えられるそうだ。
ただ、AIにも得意な分野と、苦手な分野があり、得意な分野は繰り返しの技術や、過去の膨大な蓄積データから統計上正しいことを導き出す事で、苦手な分野は、過去にはない新しいことを作り出す事で、ひらめきが必要な分野だそうだ。
リーダーとしての役割は、引き続き人間の仕事で、世の中の機械化のスピードから見れば、理美容業界は遅れているそうで、理由は、コストがかかる事、そして理美容業界の人たちが、AIを取り入れる事に目を向けていない事が挙げられる。
佐藤先生のお話の後、会場のdhk講師によるディスカッションが行われ、様々な意見が交換され、最後に盛大な拍手で閉会となった。
※ブログのみの特典
野澤俊介本部講師が、平成30年7月1日に入籍致しました!能登谷会長から、お祝いが手渡され、
野澤本部講師から挨拶が行われました!
野澤本部講師、おめでとうございます!!末永くお幸せに。
(通信:高松 緑郎)