2011/01/17

1月17日【 新年会 】

会場を西新宿オペラシティ54階「東天紅」に移して、午後6時より新年会が開催された。遠く富士山のシルエットを望む会場に、来賓・メーカー・ディラー・ジャーナル他dhk講師あわせ150名が集い、花島局長の「ウサギ年。跳ねて強いdhkにします」の開会の辞にて開宴。
斉藤名誉会長は「あけましておめでとう。偶然にも私の誕生日74歳になった。この間多くの皆さまのお力をお借りし、歴史が続いて今日がございます。心より御礼感謝いたします。厳しい時ではございますが、幸いdhkは能登谷会長、若い執行部。素晴らしい会員に今後ともご支援、ご指導を賜り、今日が大きく羽ばたくスタートの日とならん事を祈念いたします」と挨拶した。
能登谷会長も「夜景のきれいな会場での開催。ご参集に感謝いたします。消費者も安いモノに飽きてきたように感じる。安さ=サービスと異なる価値観を求めてきた。私たちにも大いなるヒントである。少子高齢化の時代に本物の強み、会の強み『強いdhkになろう!』技術の追求。毎年全国チャンピオンを誕生させ、個々のサロンの充実・繁栄を基に会員を増やし、お客様、社会へ貢献できる新しいdhkをよろしくお願いいたします」と年頭挨拶した。
斉藤名誉会長へ功労賞トロフィーと花束が東京本部講師、支局役員より拍手の中贈呈された。
来賓の理美容教育出版栁田照穗社長より「斉藤会長お疲れさま。能登谷新会長へ強いdhkをお願いする。ピンチはチャンス。飛躍の年。業界を引っ張るdhkに期待いたします」国際理美容専門学校中村文雄理事長は「斉藤会長お疲れさまです。たくさんの事を会長から教えられた。後継者問題にも共に取り組んだ。手を組んで力を出し合い、業界を引っ張ってまいりましょう」とそれぞれ祝詞を頂戴した。乾杯の発声は中西太氏。全員で杯をあげ開宴した。
ビュッフェスタイルの宴はおいしそうな香りの色とりどりの中華料理が並び、しばし味を堪能した。
お楽しみのビンゴゲームは全国より支局持参したお土産(地酒・名産品)が景品。数字が読み上げられるたびに歓声が上がり、今日一番?の盛り上がりをみせた。
閉会の辞は渡辺修一局長「全国チャンピオンを必ず育てます」の力強い言葉に応援と協力を約束する拍手が会場を包み、出席者とdhkの繁栄を祈念する一本締めにてお開きとなった。
(通信:白田耕一)

1月17日 特別講演会 中西太 氏『人を活かす』

全国総会終了後、新春特別講演として往年の名プレイヤー中西太氏(元西鉄ライオンズ監督・球界ナンバーワンの打撃コーチ)をお招きして『人を活かす』と題した講演が行われた。
会場一杯の聴衆が立位し拍手の中を中西氏登壇。当時のニュース映像が流れ、プロフィールの紹介。佐藤局長・里村綾講師の質問に答える形で講演が始まった。
小さい頃は母が行商にでて貧しい中、よくぞ食事や学問をさせてくれた。そんな母の口ぐせは「人に迷惑をかけるな」だった。早稲田大学に進学が決まりかけていたが、西鉄ライオンズ入団のきっかけは当時の三原監督。『人さまの推薦、導きで人生は変わる』(人生他動的)と今思う。
プロに入ってやっていけるか不安で一杯だったが、三原監督の人を育てながら組織をつくるのおかげで新人王が取れた。翌シーズンは弱点をついてくるのが明確なので、『人に負けるなの気持ち。目標に向かって進むのがチームワーク』一生懸命練習した。普通にやって3割は打てない。広角に打つ事を体得し、その結果が後の伝説のホームランにとつながったと思う。
若い人の長所を伸ばすには自信を持たせる。しかし自分で考えさせる。どうしてもダメな時にはヒントを与える。物事の原点は変わらない。その原点を教える。
練習・訓練するのは当たり前。仲間にライバルに負けるな!そんな中でやってこらえたのも仲間に、ファンに励まされたのが一番。闘争心がわいた。しかし実るほど頭を垂れる稲穂のように謙虚である事も重要である。
いろいろなチームでヘッドコーチをやらせてもらったが、役割は上手くいかない人の躾役。人の長所をみて育てる事。故仰木監督とコンビのオリックス時代。阪神・淡路大震災(1995年)のシーズン「かんばろうKOBE」の掛け声の基。イチロー他の活躍で日本一。充実した三年間だった。

野球の若い人を育てるのは理容のみなさんと一緒。色紙に書く『何苦礎/なにくそ』・・・何事も苦しむ事が礎となる。『日々新たなり』・・・今日という日は、これからの人生「最初の日」きりかえて前に進む。
「自分の城」をしっかり守り、人を育てる。結果を急ぐな。若い人の成長を手助けしよう。

・凡庸な教師は唯しゃべるだけ
・良い教師は説明する。
・すぐれた教師は自らやって見せる。
・そして偉大な教師は心に火をつける。
(中西メモより)

中西氏のお話に開始直後は時折笑い声が上がり、和やかな雰囲気でしたが、徐々に一同は内容に引き込まれ、聞き洩らせない雰囲気の会場となりました。最後は大拍手にて終了しました。
(通信:白田耕一)