6月17日 dhk&都理協合同ゼミ
~dhk&都理協合同ゼミ~ 6月17日(水)代々木の美容会館において、雑誌「nudei(ヌーディー)」のW編集長である柏原和義先生と安東つとむ先生をお招きし「ヘア産業の可能性とは何か!」をテーマに、対談形式での講演を行っていただいた。理容師の立ち位置とはなにか?ヘアスタイルをつくることだけなのか?そうではない。理容師法の第1条はこうだ。「第一条 この法律は、理容師の資格を定めるとともに、理容の業務が適正に行われるように規律し、もつて公衆衛生の向上に資することを目的とする」つい技術やスタイル作りのほうにだけ目が向きがちになってしまうが、衛生管理をきちんとやることが理容師として必要なことである。かつてエイズが騒がれた頃、衛生管理ができていない理容店のカミソリから伝染する可能性があるとの風評が流れた。そこで柏原先生は自身のお店で実践している衛生、消毒をメディアに紹介したところ、その完全な衛生管理、消毒方法が消費者に安心を与え、エイズと理容店を切り離すことができた、という。今の規制緩和の流れで、理容師の免許制度がなくなることもまったくありえない話ではない。理容師だからこそできる徹底した衛生管理が、理容師免許を守ることにもつながるのではないか、とのこと。会場はdhk、都理協のオーナー、スタッフ、講師が多数つめかけ、満員御礼となった。他にもまだまだお話したいことがあったようだが、時間になってしまい最後は盛大な拍手で閉会となった。 (通信:高松緑郎)