2024年11月8日(金)、dhk東京ヘアモ-ドアカデミ-(花島会長)では、11月のゼミは、DHK理美容協同組合とのジョイントゼミとして、代々木の理容会館B1ホ-ルに於いて、講師に光刃物社長の高橋伸一様を招聘し、「理美容の世界とシザーに関して」のテ-マで講演していただいた。高橋様から「これから講演させていただく内容は、実は東京商工会議所のビジネスコンテストに論文を書いて応募し、1500社中5社に選ばれ、その中で1位をいただきました。その内容を今日は皆様にお話させていただきます。」と挨拶を頂戴し、講演に入っていただいた。
まず最初に、ハサミはどのように造られているのかのPVを見せていただき、株式会社ヒカリでは、若手育成に力を入れており、ヒカリのシザースは機械化に頼らず職人が全て手作りで作り出す日本製、そして3代にわたりスタイリストを経験しているという、現場の経験から製品が作り出される唯一無二の会社である。
会社には大きく「クォリティー」「アフタ-サ-ビス」「教育活動」この3つの方針があり、ヒカリシザースは全てハマグリ刃である事、1年に1回新商品の発表を行い、出荷の際は社長自ら切れ味を確認しての出荷を行い、長切れする高い品質の商品に拘っている。
特に「教育活動」では、東南アジアを周った際に、理容師のレベルの低さを感じ、アジア諸国に出向き、シザ-スの使い方や、技術をレクチャ-し、ハサミの大切さを教え周っている。
後半は、dhk花島会長との対話形式で講演が進み、以前インドネシアで開催された世界大会のお話をしていただき、会場で講習を行った際はインドネシアの技術者の方達の貪欲さ、熱意、積極性が凄かったお話をしていただき、高橋様から「何か悩み事があったら1週間休みを取ってアジアに旅行に行ってみると良い。日本がいかに恵まれているか、日々悩んでいる事がちっぽけに感じます。」との事で講演は終了となった。
最後に質疑応答を行い、「これからもSNSを活用し、普及活動を行って行きながら、世界から集客できるようどんどん挑戦して行きます」と、高橋様から締めていただき、拍手喝采で11月のジョイントゼミは終了となった。
(通信 原田圭亮)