2009/09/02

8月14日 dhk夜間講師ゼミ


814日東中野のdhkトレーニングセンターにおいて、三鷹の美容室「シャンティー」のオーナーである戸石正博先生をお招きし「湿熱を利用した新しいパーマの考え方」をテーマに、2回連続講座の第2回講座が開催された。
2回目となる今回の講座では、実際にモデルを使ってのデモンストレーションをしていただいた。
前処理の意味、お客様の髪の状態やスタイルに合わせたワインディングと薬液選択、中間処理の重要性などのお話もしていただきながらデモンストレーションが進んだ。
ワインディング後
1液タイムは短めにおきテストカール。通常の感覚だとややかかりが弱い感じなのだが、ここでシャンプー台に移動し1液をしっかりと洗い流す。
その後スチームを充てる機械を頭にセットし熱と蒸気を数分間髪に充てる。
ここからは通常の
2液処理を施しロッドアウトした。
今回のモデルはかなりのハイダメージ毛だったのだが、手触りなども施術前とあまり変わることなくしっかりとエッジの効いたパーマがかかっていた。
髪に重い負担をかけてパーマをし、トリートメントなどで見せかけの手触りの良さを作っても、
1ヶ月後には負担をかけた分のダメージが出てしまっている。
ダメージ毛であったとしても、トリートメントに頼りすぎずに 髪に対してなるべく少ない負担で効率よくパーマをかけることで、1ヶ月後の髪の状態もそれほど悪くならずに済むのである。
戸石先生の理論に裏打ちされたデモンストレーションとその仕上がりには、強い説得力があった。
会場は
dhk講師、スタッフが多数詰めかけ満員御礼となり、最後は盛大な拍手で閉会となった。
(通信:高松緑郎)