平成29年9月20日、DHK協同組合(能登谷組合長)では、9月の協同組合ゼミとして、理美容教育出版代表取締役社長であります、栁田照穗社長にお越し頂き「これからのサロン業界」についてお話しして頂いた。
「私達の仕事で一番重要な事、それは『健康』である事」と言うお話しから、脳のメカニズムのお話しになり、私達理容師の仕事はどちらかと言うと「夜型」で、これを「朝型」に変えると確実に何かが違って来る。
それは、ホルモンと、メラトニンの分泌の量によるもので、健康で長く仕事をするには、「健康で、どれだけ仕事ができるかに尽きる」と言うお話しをして頂いた。
業界の話では、全体の人口は200万人減って来ており、これから先も変わらないので対象客は減り続ける。
今は、一昔のようにお客様が惰性で来店されるのでは無く、お客様がお店を選ぶ時代になって来ているので、対策としてお客様を選べるお店創りをし、客単価を上げて利益を出して行けるよう、来店人数と、売上げのバランスを取って行った方が良いとアドバイスして頂いた。
例えば健康志向型サロンや、コミュニケ-ションサロン、また、時間配分に当て込んだ料金設定等、メニュ-の多様化を考え対策をする一方、面貸の進化型等、何でも有りな業態になっており、業界は行き詰っている感を感じるとお話しして頂いた。
業界ジャ-ナリストとして、外から私達業界を客観的に見て頂いているお話しは、非常に参考になったお話ばかりであった。
最後に「仕事は楽しく、遊びは真面目に。全ては健康じゃないとそれも出来ませんから」と締めて頂き、質疑応答を行い協同組合ゼミは終了した。
(通信 原田圭亮)