6月11日(金)東中野トレーニングセンターにおいてdhk夜間ゼミが行われた
理容においての付加価値をつけるものとして、大きなアピールポイントになるシェービングを最大限に活かすには満足だけではなく、感動まで持っていく事が大切!
その感動までの手順をビフォーからアフターまでのそれぞれの理由を踏まえたうえでクラシエのインストラクターによりマイルドシェーブの講習が行われた
行程としては以下の3つに分かれる
① クレンジング→男性は皮脂が出やすい上に石鹸で洗う率が低いので老廃物がたまりやすく汚れやすい。なので、肌のキメを整えるためピーリングを行う必要性がある事を伝えてクレンジングをしていく。
クレンジングは手当てをするという感覚でしっかりと手のひらを使ってメンタルテンポ(脈拍のリズム)で行い毛穴に逆らって脂を揉みだすように行う
→筋肉をほぐし、肌を柔らかくしてシェービングをしやすくする(マッサージクレンジング)
※化粧品は弱酸性を使用。肌に優しく殺菌効果もあり、ふきとりも簡単にできる。
→新しい提案につながる
② シェービング(※今回省略)
③ ローション、ミルク
ケミカルピーリング、つまり新陳代謝を促進させる
肌に水分が残らないと老化につながる→水分が不足していると栄養を与えても栄養が染み込んでいかない・・なので、ローションが必要になってくる
マッサージなどで血液循環がよくなったあと、ローションによって皮膚表面を一気に冷やしてあげないといけない(開いた毛穴を閉じ血液循環を良くするため)
そこでローションマスクで一気に冷やす事が効果的になってきます。
但し、目の周りは血液循環が悪いので目だけは温めておく事!シワの原因になります
※スチームも肌の栄養素が抜けていってしまうため15分までにしておく事
まず、シェービングは自分でやる事よりも状態を悪くしてしまうとマイナスのイメージになってしまうため、できるだけ不快になる要素を減らしていかなくてはならない
そして、口下手な男性が「気持ちよかった」と言ってもらえる技術であり、気持ちのいい事は時間を削られると嫌がられる部分になるため、他店との差別化にもなるメニューとなってきます。そのような理由から『ゆっくり、やさしく、丁寧に!』が一番大事になってくるとの事でした。
お奨めとしては料金を通常料金の他に2つのコースを作り、お迎えする料金体系を三つに分けておくとお客様も選べる楽しみが増え、売上げUPにもつながるとの見解になってきます。
他店との差別化としてシェービングの特徴を最大限に活かした今回のサービスとしてコストは1回83円。これを差別化としての投資として考えてみると大きなお店のアピールポイントになるのではないでしょうか?
≪レポーターのコメント≫
今回の講習では理容の特徴であるシェービングを最大限に活かした癒しメニューで参考になる所がたくさんありました。個人的には緑の厚地のバスタオルを使う事での視覚的癒しと安心感、そして技術者にはついつい忘れがちなお客様の首の疲れを考慮した背もたれの倒し方や、枕の当て方の考え方などが勉強になりました。小さな積み重ねがサロンの特徴を作り、癒しのメニューとしてお客様のイメージに残るのだと考えます
今回クラシエさんの一つのメニューへの特徴として気配りがとても見え、大きな武器になると同時に今あるメニューの見直しにも役立つと感じました。
<通信 志賀淳吾>