10月16日(水)、dhkトレーニングセンターにおいて篠田哲次先生(元dhk講師)をお招きして組合ゼミ『「小アルカリカラー 新テクノロジーの染毛メカニズム』について講習が行われた。
今回のカラー剤の特徴として・・・
・1剤の量を減らせる事でエコロジーであるとともに低コストである。
・明るい白髪染めでもしっかりと染まる。
・直接染料を使わないので退色が少ない。
これが大きな特徴と言えそうです。
また、デメリットとしては・・・
・最初の5から10分程度頭皮に刺激がある。
・薬剤が少し混ざりにくい。
・ナチュラルブラウンしか色味がないこと。(ただし、他メーカーと混ぜることによって作成可)などが上げられる。
カラー1剤1に対し2剤を5の割合で混ぜることによって、コストダウンを図れることが他のメーカーにはない特徴となっており、エコにもつながっていくというのも大きな魅力。また、多くのアルカリカラーが3週間ほどで退色してしまう事が多い中、ミューズ研究所による小アルカリカラーはカプラーと酸化剤で染め上げるので退色が少ないのが特徴になっているとの事。
そして、レベル8以上の白髪染めも時間を置けばおくほどトーンアップできる特徴を持っている。その代わりモノエタノールアミンを使っておらずアンモニアメインで作っている為、揮発し5~10分ほど沁みてしまうとの事、カラーの基本操作である必ず根元1~2ミリ浮かせて塗布が基本となる。
また、コストも通常カラーにかかるコストの約7割程度でできる大きなメリットとなる。その他にもかなり踏み込んだ薬剤理論も解説していただき、大変有意義な講習となった。
(通信 志賀淳吾)