平成30年2月21日、DHK協同組合(能登谷組合長)では、2月の協同組合ゼミとして、根本憲一先生にお越し頂き「多店舗店の経営戦略」について講演して頂いた。
多店舗展開とは、時代の変化に合わせて業態を変化させる道程の事だそうで、初代、2代目、3代目と、それぞれ経営のやり方は違って来るお話しから講演が始まった。
理容師になったきっかけの話から、コンテストに興味を持ち始めたが、仕事ができなかった苦労話や、挫折を味わい、本格的に勉強しようと思いdhkに入会した。
dhkに入会し、結婚して家族が増えるにつれ、稼がなきゃ行けないと思い、多店舗展開して人を雇おうとある地方講習に行った際「金儲けより人儲けをしなさい」と注意され、6年勤める人を育てよう、そしてスタッフを雇った際のスタッフ教育と、売上げを伸ばせるスタッフを教育して来た。
更に売上げを上げる為に、全国チャンピオンになりたいと思い、コンテストを始め優勝してトロフィ-をお店に飾ってみたら逆に売上が下がってしまった。
その後、スピ-チコンテストをやり、サロンで技術を売るスピ-チを学んだら、売上げが上がって行った。
その事から、「私達の仕事は技術だけじゃない、『気持ちの波動』が大切であり、お客様の為に一生懸命練習し、お客様に技術を言葉で伝える事で、必ずこの波動はお客様に伝わる」とお話しして頂いた。
以前は4店舗経営し、現在は2店舗経営となっているが、拡大するより縮小する事の方が非常に難しかったそうで、現在は世代交代の真っ最中だそうで、「量」から「質」にサロン経営をシフトし、20年前から終活に向けて準備しており、そろそろ最終段階に入って来た。
「これからは、お客様にとって良い技術、良い商品を提供して行く事がこれからのサロンの生き残り方になって行くと思います。人の縁が大切で、無駄な敵は作らない!」と締めて頂き、DHK協同組合ゼミは終了となった。
なお、平成30年3月26日にNHKEテレに根本先生が出演するそうです。是非ご覧下さい。
(通信 原田圭亮)