dhk東京ヘアモードアカデミー新潟支局(鷲尾 勉支局長)では、7月29日(月)、ハードオフエコスタジアム・ミーティングルームにて、令和元年度第4回dhk新潟支局プロフェッショナル講座を開催した。
講師に佐々木貴保氏(dhk常任講師)をお招きして「アイロンパーマを用いたフェードスタイル」のテーマを軸に、合計3点のサロンスタイルをデモストした講習が行われた。
始めにクロップスタイルのモデルさんでは、髪質の硬いストレート毛であることと頭の鉢部分が膨らんでしまう点が問題でした。
まず脇と襟足をスキンフェードで刈込み、ここからアイロンのテクニックに移るのですが、「クロップスタイルは前に寝かしながら下すので梳き過ぎは厳禁、アイロン操作も毛先は逃がし気味にしないと自然さが出ない、頭の鉢の部分は丁寧に根元矯正をすること」などアドバイスがあった。
どれも、お客様が日常でスタイリングするにあたって重要な技術となるが、講師曰く「お客様目線の仕事を心がける事で技術も上がり、お客様の信頼を得る事に繋がっていく」と解説があった。
その後、前髪にアイロンパーマで立ち上がりをつけたバーバースタイル(根元矯正をいれる事により、前髪が下がらず毎日のスタイリングがやり易い)と、比較的若年層に流行っている重めのスタイルを、セニングシザースを一切使わずに深めのチョップカットのみ用いて、動きのある束感で構成されたショートマッシュスタイルが披露された。
今回もアイロンパーマの講習となったが、講師もスタイルもまったく違う内容となった事で、色々な点を比較できたのは非常に有意義だったと感じた。
今回の総括で言えるのは、アイロンは決して古いものではなく、技術を磨く事でこれからどんどんお客様にアピールしていく理容オリジナルの新しいメニューとなりえる可能性が十分あるのではないでしょうか。
参加者と情報交換をしながら講習会は終了となった。
(通信 佐藤史朗)