2022/11/02

令和4年10月24日 dhk新潟支局~五味講師カットセミナ-~

dhk東京ヘアモードアカデミー新潟支局(鷲尾 勉支局長)では、1024()、デンカビックスワンスタジアム会議室8にて、「令和4年度第7dhk新潟支局プロフェッショナル講座」を開催した。

今回は、dhk東京本部より五味康典講師(dhk東京ヘアモードアカデミー本部講師)をお招きし、『メンズ&レディースカットセミナー』を普段のサロンワークをベースに「おまかせ似合わせコース」として、男女それぞれ一名ずつのモデルさんで講習をお願いした。

最初にレディースモデルのカットに入り、ミディアムレイヤーのウルフスタイルをカットして頂いたが、今回のモデルさんの悩みである「毛量が多く膨らみやすい髪質」をいかに理想のスタイルに近づけるかが課題となった。


ベース、ミディアム、トップそれぞれのセニングの入れ方を変える事で、パサつきなく、毛先の動きもありながらも毛量の多さも感じさせない、女性らしいシルエットに完成する事ができた。

そして、「当たり前な事ですが、普段アイロンを使ってセットしているお客様なら、サロンでも同様にアイロンを使用して最後まで丁寧に仕上げる事も大事な事ですので覚えておいてください」とのアドバイスを頂いた。

メンズモデルのカットでは、セニングが重要で、毛先がスカスカにならないようボリューム感を出す入れ方、逆にステムを下げながらセニングを行うことで収まり良くなる入れ方等、セニングの入れ方を工夫する事で、髪質的に難しかった立体的でありながら、ナチュラルで、メリハリのあるトップ短めのすっきりしたスタイルに仕上がった。


およそ3時間の講座でしたが、五味講師のカット技術はもちろんですが、一貫して感じたのはレディースでは顔回りのレイヤー部を細かく確認しながら仕上げる、メンズでは、気にしている前髪はダッカールで丁寧に分けて作業する、と言うような営業での気遣いが勉強になった。

更に、五味講師のお客様への接し方や、注意点、不安要素への気配り等、お客様に対して繊細で柔らかく、少しでも不快に思わせないようにする所作や、言葉選び等に間近に触れる事ができた貴重な講習となった。

本日の内容は、基本なれど最も軸に置いてこの仕事に従事すべき内容の講習であった。


(通信 佐藤史朗)