2023年10月13日(金)、dhk東京ヘアモ-ドアカデミ-(花島会長)では、今月はDHK協同組合(花島理事長)とのジョイントゼミとして、株式会社KUZE DESIGN 代表取締役代表 久世 迅 様をお迎えし、「お客様を想うデザイン」と言うテーマで、他業種の様々な角度からのデザインについて講演して頂いた。
冒頭、花島会長より「今夜はデザインの講演ですが、先生のお話しからフィードバックして明日からの営業に活用して欲しい」と挨拶を頂き、講演が始まった。
久世氏は、丸山一樹氏経営のサロンのお客様だそうで、「ちょうど私が独立した頃に丸山さんがサロンを出店した」事が来店される切欠になったそうで、同じ職人として職人気質な性格、仕事も気に入ってサロンに通っているそうである。
久世氏は、数々のグッドデザイン賞を多数受賞し、様々な分野でご活躍をしているが、中でも日本の航空会社「ANA(全日空)」の仕事に携わっており、今夜の講演では分かりやすくANAに絞ってお話しして頂いた。
ANAのロゴから始まり、空港のカウンタ-、ラウンジ、搭乗券、飛行機の外装デザイン、内装、シート、モニタ-の画面等、もっと細々したありとあらゆる所全てを手掛けているとの事で非常に驚いた。
その中で、「デザインとは道具とアートの間に存在しており、『意匠』ではなく『設計』に近いそうで、背景を語れ論理的である事、そして必ず対象が存在する、これが『デザイン』である」とお話しして頂いた。
「心情に寄添ってデザインする事、相手に寄添って答えを出してあげる」常にそう想って仕事をすると言う職人魂の心意気のお話しで締めて頂いた。
最後に、質疑応答を行い「歳取ったからとか、老化したからイメ-ジが出来ないとかでは無く、歳を重ねこれまで様々な物を見て来た事で、若い人には無いデザインや、良いイメ-ジで作品が出来る!と自信を持って下さい」とエールを頂き、ジョイントゼミは終了となった。
【担当講師経歴紹介】
(通信 原田圭亮)