2024/04/19

2024年(令和6年)4月15日 dhk新潟支局 ~令和6年度第1回dhk新潟支局プロフェッショナル講座~

 
2024415()、dhk東京ヘアモードアカデミー新潟支局(鷲尾 勉支局長)では、デンカビックスワンスタジアム会議室8にて、「令和6年度第1回dhk新潟支局プロフェッショナル講座」を開催しました。

新年度を迎えるに当たって今年のdhk新潟支局の新テーマを『Go Beyond!(超えてゆけ)』と位置付けいよいよ始動いたしました。

1回目は東京本部より、野澤俊介氏(dhk東京ヘアモードアカデミー常任講師)をお招きして『レザーカットの理論と実践』をテーマに講習を開催しました。

レザーカットは今再注目している技術のひとつで昨年くらいからカット科などでも話題にのぼる事が多くなってきるとお聞きしましたので早速お願い致しました。

まず座学でなぜ今レザーカットなのか、レザーカットのメリット&デメリット、失敗しない技法やノウハウ、メーカーによるレザーの違いなど勉強しました。

その後会員の皆さまそれぞれ持ち寄ったウイッグを使い講師よりレザーカットの基本を実習形式で指導して頂きました。



皆さん特に若い年代の会員の方にとってレザーカットは古く時代遅れの技術と思われがちでしたが指を止めてカットする方法などを用いることで程よい軽さとランダムな表現法などは現在流行のスタイルと相性が良いと改めて認識できたのではないでしょうか。

しっかりレザーカットの基本を学んだ後に実際のメンズショートスタイル「ジェットモヒカンスタイル」の作成に移行し、トップはシザースを使用しますがそれ以外はレザーのみの使用での完成をめざした。

レザーカット部はセニングも意識しながらの運行を心がけるよう指導され、トップもあえてセニングシザースは使用せずチョップやブリックカットのみで仕上げていく手法でスタイルを完成させて行った。

あえてセニングシザースを使用しなかった事でレザーカットした部位とそうでない部位との違いを鮮明にすることで仕上がりにどのような違いがあるのかを確認できたと思われます。

今回レザーカットには不向きと思われるメンズショートスタイルを作成しましたが、このようなスタイルでも正確にレザーの運行や角度でカットすることでレングスのバラつきや穴が開いたりなどのトラブルも無くすこができ、さらに時短になったりシザースにはない質感も十分に表現できる技術だと感じました。



 

(通信 佐藤史朗)