令和3年6月3日(木)、dhk東京ヘアモードアカデミー富山支局(清水茂幸支局長)では、富山市の「有限会社 寝装の大郷」において「第5回サロン局講習」がリモートで行われた。
今回は富山市の有限会社寝装の大郷の代表取締役である、大郷卓也氏を講師とし、「心と体を健康にする眠り方」と言うテーマで講演と寝返り体操の講習を行っていただいた。
大郷卓也氏は、歴史ある(有)寝装の大郷の5代目であり、布団職人の国家資格を取得されており、消費者や行政や企業などへの眠りに関する講演を数多くされておられるそうだ。
冒頭では、日本人の5人に1人は不眠症であるそうで、その中でも富山県が不眠による損失が高いということであった。
心と体を健康にする眠りとは、15分以内に眠る事ができ、夜中に起きる事なく、目が覚めてからの体の痛みや不快感がないそうだ。
寝つきを良くして、夜中に起きないようにするには、平熱体温と睡眠中の体温変化が重要であり、食事や運動や入浴などの生活習慣で日中と睡眠前の体温差を作る事が大切であるそうだ。
入浴方法では、お湯の温度は38〜40℃のぬるいお湯にすることにより、副交感神経が刺激され、新陳代謝が活発になりリラックスができ、肩こりやストレスの解消するなどの効果があるということであった。
目が覚めてからの体の痛みや不快感がある方というのは、日中の姿勢と寝姿勢が関係するそうで、枕の高さや敷布の硬さにより、良い寝返りが出来ていない事が原因であるそうだ。
講演の最後に、寝る前に行う「目が覚めてからの体の痛みをなくす寝返り体操」を支局会員をモデルにデモンストレーションで講習を締めて頂いた。
最後に参加者より、質疑応答を行い第5回リモートサロン局講習は終了となった。
(通信 黒田充紀)