2023/05/25

2023年(令和5年)5月22日 dhk新潟支局「令和5年度第2回プロフェッショナル講座」

 
令和5522()、dhk東京ヘアモードアカデミー新潟支局(鷲尾 勉支局長)では、ハードオフエコスタジアム・ミーティングルームLにて、「令和5年度第2dhk新潟支局プロフェッショナル講座」を開催した。

今回は、dhk東京本部より山崎慎一郎講師(dhk東京ヘアモードアカデミー常任講師)をお招きし、『2023´旬なパーマヘア”スペインカール”&根元と毛先のダメージレベル差を気にせず薬剤コントロールするコツ』がテーマで講習して頂いた。

昨今、若年層を中心にカラーやブリーチでハイダメージ毛のお客様が増加しており、そのようなお客様に対してでも適格な薬液選定とダメージコントロールする施術で思い通りのウェーブを作り出せる事が可能なパーマ技術が必要とされている。

まず座学でハイダメージ毛と健康毛を同時にかける場合などの薬剤選定や施術方法、放置時間での還元の違いなどを学んだ。


その後デモストに移り、今回のモデルはベース黒髪に毛先7㎝くらいをメッシュにハイブリーチしてある方を、まずツーブロックでフェードを生かした前髪長めのスペインカールスタイルにカットし、パーマの施術に入った。

しっかりカールを形成するスパイラルの巻き方を、ブリーチ部の毛先がビビりなどが出ないよう、まずGMTでつけ巻きの後にシステアミンを塗布してダメージコントロールし、放置時間中こまめにウェーブの還元状態をチェックすることでベストな状態を把握することがとても重要であるとの事。

仕上がりは、黒髪もブリーチ毛もダメ-ジが抑えられ、きれいにカールが形成され、若年層ならブローせずにこのまま終了しても良いくらいの素晴らしい仕上がりであった。

最後に、以前だったらカラーを繰り返した髪やブリーチなどでハイダメージ毛のお客様は施術不可能であったが、本日学んだ薬剤選定とダメージコントロール術である程度のカール形成は可能になる事を確信した。


山崎講師より、そのようなお客様を「パーマは無理です。と無碍にお断りしてはもったいないです。他店との差別化やお客さまの信頼を勝ち得るためにも今回の内容を元に勉強して是非ともサロンワークに生かしてください。」と山崎講師の激励の言葉で終了となった。 


 (通信 佐藤史朗)