2023年(令和5年)11月15日、DHK理美容協同組合(花島理事長)では、11月のゼミとして、JAC会長、全連中央講師、ル・パッチインターナショナル代表の中谷嘉孝先生をリモートでお迎えし、「お客を捨てる勇気~リピーター確保のためのサロンの姿勢や実務に関して~」について講演して頂いた。
冒頭、花島理事長より
「今夜は、私の30年来の友人であります中谷先生の講演です。著書も3冊出版しておりますので、皆様の営業に役立つお話しになると思いますので、是非明日からの営業に活かして頂きたいと思います。」と挨拶を頂戴した。
中谷先生からは「今夜は、dhkさんの講演と言う事もあり物凄く気合いが入っております!」と挨拶を頂き、早速講演に入って頂いた。
「皆さん、『青い海(穏やかで、平穏で争いが無い)』と、『赤い海(競争率が高く、争いが有る)』どちらを選びますか?」の説明から内容に入り、「私は『青い海』を選択し、今にあります」との説明から、師匠の吉田先生から学んだ「ファッション学」が今の自分自身の理念になっているとお話しして頂いた。
「リアルとは何か?きちんと仕事をする事で、結果と向き合う」事だそうで、「全ての地域に伸びしろがあるので、自分の最も得意な旗(サロンの主になるもの)を立てて、リアルブランド化し、『赤い海』に向わず、戦わずして勝つ方法を考える」事をずっとやって来て今の事業成功に繋がっているそうだ。
重要なのは、「顧客ニーズ」ではなく、「顧客心理」だそうで、「値上げする事がお客様の自尊心を満たす行為」であるだそうで、勿論、お店側も進化して行かなけらばならないが、「値上げすると客層も良くなって行く」との事。
そして「お客を選ばない店は、お客からも選ばれない!」と言う事だそうだ。
現在は、完全会員制ヘアサロンを経営しつつ、ラーメン店、女性専用のアパート等を経営し、サロンオリジナルの店販商品は3年連続モンドセレクション金賞を受賞する等、中谷先生は常に「本気」で「本物」を追求し、雑談を交えながらの講演は、楽しく、そして時には厳しい人柄が垣間見れた素晴らしい講演であった。
(通信 原田圭亮)