令和元年6月24日(月)、dhk東京ヘアモードアカデミー新潟支局(鷲尾 勉支局長)では、ハードオフエコスタジアム・ミーティングルームにて、令和元年度「第3回dhk新潟支局プロフェッショナル講座」を開催した。
講師に、dhk東京本部より、大久保治雄講師(dhk常任講師)をお招きして「メンズアイロンパーマ」をテーマに講習が行われた。
まずメンズアイロンパーマと言えば世間では「パンチパーマ」のイメージですが、理容師にしかできない独自の技術で、アイロンパーマは工夫次第でオリジナルのスタイル創りや他店との差別化にも貢献できる技術である。
今回はメンズモデルを使い、8ミリの丸アイロンを使ってミドルセクションより上をスパイラルで巻いていく技術を披露して頂いた。
注意する事は、アイロンパーマは乾かして仕上げるまで全貌が判らないところにあり、dhkケミカル科出身の大久保講師曰く「髪質によって最適の水分量やアイロン温度などの見極めは日頃の練習や経験でしか到達できないので、まず怖がらずやってみて正解を導き出してほしい、経験とアイデアでお客様のニーズにかなうスタイル創りにアイロンパーマは必ず役に立つはずです」とアドバイスがあった。
その後「応力緩和(物体に一定のひずみを与えてそのまま保持するとき、物体の応力が経過時間とともに次第に低下する現象)」を用いたパーマのウエーブ構築の違いなどもウイッグを使って分かりやすく解説。
パーマや、ストレートパーマにひと手間加えるだけで、完成度が上がり、時短の効果を感じ、参加者と情報交換をしながら講習会は終了となった。
(通信 佐藤史朗)